数年前に発売されて、今ではすっかり人気も定着した『消えるペン フリクションボール』
インクの中に熱に反応する物質が入っていて、高温になると色が消える仕組みで、まるで鉛筆のように利用できるのが特徴です。
今では数多くの色と形のラインナップがあって、一度使ったら手放せないと私の会社のスタッフも愛用しているのですが、製品の普及に伴い保険の契約書にこの『消えるペン』でご署名頂く事があり、チョット困ったことになっています。
保険会社も心得たもので、書類チェック時に摩擦熱で消えないか確認するため再取り付けになっちゃうんですよね。(つまりそれだけ多いって事です)
鉛筆のように消せるわけですから仕方ないのですが、生保のように申し込み書も告知書も、口座振替依頼書もとなると、量的に書く文字数が多くてお客さんに申し訳ない限りなのです。(一言足りなくてスミマセン)
でもこれ、どうにかならないんでしょうか?
木炭や鉛筆で絵を描いた後にこすれて絵が汚くなったり消えてしまわないように、定着スプレーをかけるのですが、原理的にインクが流れてしまうわけではないので糊的なものではだめのようです。
色々調べてみたのですが結局分からなかったので、思い切って発売元のパイロットコーポレーションさんに聞いちゃいました。
以下がその返信です。
この度は弊社フリクションボールのインクを何らかの方法で消せなく出来ないかとのお問合せをいただきました。
現在、お客様の仰るような定着剤のようなものはございません。また、販売予定についての現在はございません。
誠に申し訳ございません。
お客様のご意見は、開発部隊にフィードバックいたしまして今後の開発の参考にさせていただきます。
2012年2月17日
104-8304
東京都中央区京橋2-6-21
㈱パイロットコーポレーション
お客様相談室
パイロットさん丁寧なご回答ありがとうございました。
うーん。『消える』ことが最大のメリットの商品を『消えなくする』ってのは矛盾があるのかなぁ。。首を長くして開発を待ちたいと思います。
それにしても、蛍光マーカーや3色ボールペンまであるんですね。HPを眺めていたら、お客さんに使って貰うのは困るけれど、自分では使いたくなっちゃいました。
“便利な消えるインクペン。でも困った。。” への1件のコメント
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