チベット一人旅


長年の夢だったチベット(ラサ)への一人旅を実現し、持ち物、旅の準備について、あまりにも情報が少ないのでこれから渡航する方の参考になればと思い個人的な雑感を記します。

渡航時期 2018年6月28日から7月2日
旅行会社 Explore Tibet

①先ずは旅行会社選びから

海外旅行は比較的慣れている方だと思っていたのですが、ラサへの旅行は規制が多く想像以上に大変でした。

最大のポイントは旅行会社を通さないと入蔵できない事で、日本人向けの旅行会社は軒並み高額で中国のリアルな価格を知っている私としてはどうにも納得がいかない!

そんな中色々調べて利用したのがエクスプローラ チベットという会社でした。

価格は時期や日数によって異なるのでリンクから確認してして下さい。英語ができれば半額で渡航できます。

一番先が旅行会社と言うのは、送迎やツアーの開催日程を確認してから航空券や成都でのスケジュールを決めた方が効率が良いからで、私はこれにより余計な出費や苦労をしました。

また、入蔵許可書の取り方も気を付けなくてはなりません。

許可書には訪問予定の寺院名等が記載されますので、ツアーコースに入っていない場所はあらかじめ旅行会社に相談しておかないと、後で追加できません。

日本語ガイドは高額ですが、それなりのメリットもありますので、まずは自分の希望をすべて出し、その希望に合ったツアーを安く提供してくれる会社を選ぶことが重要だと思われます。

②日程は焦らず余裕を持って決めよう。

通常だと日程ありきだと思いますが、チベットの場合は旅行会社の次に日程です。

成都から直行便で入蔵する場合はパーミッションの受け渡しが有りますので成都に一泊するのがオススメです。

私は深夜に着いて早朝出る便を選びましたが、空港内のベンチは早い者勝ちですし、一人で3-4席占領して横になっている中国人の中にいるのは、精神的にも体力的にしんどいのと、成都のホテルが安い事、成都からラサへの飛行機が5時間もディレイした事で、色々無駄になってしまったので、皆さんには絶対1泊をオススメします!

ちなみにラサの主要観光地は2泊3日でも回りきれます。

③ベストシーズン

チベット人ガイド曰く、ベストシーズンは秋だそうです。

私は夏渡航しましたが、日中は青空も見えるものの、クリアなヒマラヤの稜線が見えないのは残念でした。

雨季が終わった頃が山の色も、乾燥度合いも色々過ごしやすいみたいです。

④役立つ持ち物(夏の場合)

・日中は半袖で過ごし、朝と夜だけ雨が降った為、長袖を着ました。

・長袖は夏場に冷房の効いた場所で何か羽織る程度のものでOK

・雨対策は薄手で防水の効いたウインドブレーカーとカバンに入る折り畳み傘がとても役に立ちました。

・石畳の道が多く、雨が降ると水たまりが深くなりますので、ソールがしっかりしていて防水が効いたスニーカーやトレッキングシューズがおススメです。

・帽子は陽射しが強いのであった方が良いと思いますが、寺院内は脱帽なので、大き過ぎる帽子は荷物になります。

・日焼けどめは必須です。UVカットのリップクリームも持っていきましょう。

・トイレ環境が悪い場所があります。ラサ空港でも紙が無いので、トイレ用にティッシュを多めに持つか、トイレットペーパーを一本常備すると良いです。

携帯のカメラのみ撮影可能な場所があります。携帯カメラ用の望遠レンズなどが役に立つかも知れません。

・鼻呼吸テープ(ブリーズライトとか)

・洗濯紐と洗濯ばさみ(靴下が濡れたため、部屋で洗った。)

⑤不要だったもの

夏のラサで不要だったものは

・サングラス

・防寒具

⑥高山病対策

幸いなことに私は高山病にはなりませんでしたが、到着した日は非常に息苦しくて不安を感じました。

先ずは体力作りが一番大切だと思います。マスクを付けてランニングするとか、長い階段を登り降りするなど基礎体力をつけておくと現地で差が出ます。

念のため予防薬のダイアモックスをかかりつけ医に処方してもらい飲んでいました。

また、就寝時には鼻呼吸テープをして寝ました。(これがとても良かった)

携帯酸素ボンベはホテルでもスーパーでも購入できます。初日は高地順応の為にも部屋に1本置いておくと良いと思いますが、私の場合吸ったのは2日目の夜までで、3日目からは不要になりました。

何種類かありますが、これはホテルでもドラッグストアでも1本35元でした。

 

⑦ラサの歩き方

・タクシーは基本乗合で10元一律(他のお客さんが居ないとメーターを動かしますが、高くてもラサ市内は15元程度でした)

・リキシャはタクシーより高く、1kmで15~20元位 乗る前に価格交渉して下さい。(50元とか平気で吹っかけてきます)

・お土産の価格は寺院内の売店で定価を見ると参考になります。同じものは何処でも購入できますので、同じものなら寺院内が思い出になるかな?意外なことに外と価格はほぼ同じか寺院内の方が安かったりします。何れにしても買い急ぐ必要はありません。

・ラサ市内を昼間一人歩きしても全く問題ありませんでした。(ラサ市内の数カ所に手荷物チェック有り。主要観光地、寺院のみパーミッションをチェック)

・ラサのローカル茶店では皆さんバター茶ではなくチャイを飲んでいます。ラサでは主に朝飲むだけになっているようで、チベット料理店でも観光客のあまり行かない店にはバター茶がありませんでした。

 

・有名寺院内は基本撮影禁止です。昔は撮れたようですが、今はだめです。

どうしても寺院内を撮影したい場合は、小さな寺院へ行けば撮影できる場所も有ります。

 ここはジョンカン近くの仓姑寺(尼寺)

・ポタラのライトアップは、22時までに行かないとポタラ宮前広場脇の丘に上がれません。
高地である事と時差が実際のズレと異なっていて、私の行った日は20時過ぎてもまだ明るく、夕景のいい写真が撮れました。ただ、場所取りが凄いので気合を入れていきましょう!

みなさん良い旅を!

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