毎日新聞の記事に今回の津波と古い街道のことが書かれているのですが、とても興味深く考えさせられる内容です。
https://mainichi.jp/photo/news/20110419k0000e040095000c.html リンク先が削除されました。
要約すると、過去の経験から古い街道のすぐ脇まで津波が来たものの、街道も宿場町も殆ど無事だったと言う内容で、地図上で見るとまさにピッタリ!津波の到達範囲を予想しているかのようです。
明治以降忘れ去られてしまった先人達の知識と教えが、現代人の奢りを正す事例ではないでしょうか?
私は、地域で消防団活動をしているのですが、ほぼ毎年台風の時期などに大水が出て土嚢積みに駆り出されます。
その時被害に遭う家々と地域は毎年殆ど同じで、実は水が出る場所は決まっているのです。
にもかかわらず、そのような場所が日本中で宅地として販売されています。
実家が側にあったりすると情報が入るでしょうが、知らずに引っ越して気が付けば周囲の家々が皆50cmも土を盛っていたなんて事になったら・・・。
川の流れも道路によって本来の流れを変えている場合もありますし、その結果、元々川だった場所が水田になり、いつの間にか宅地になっていたりするので、
この記事にある海辺の街も、過去の津波で壊滅的な打撃を受け、津波の来ない場所に折角町を作ったのに、段々忘れてしまったのでしょうね。
そう言えば沖縄には 大宜味村字津波なんて場所もあります。
地名としてしっかり残しておくとか、街の条例として宅地の許可を出さないとか、もう2度と同じ事を繰り返さない工夫をして貰いたいものです。
地元の防災は地元でルールを作りましょう!