子供ができて運動会やら発表会やらで写真を撮ることが増えたことから、何となく一眼レフを購入したことを切っ掛けに、交換レンズや本体やら何だかんだと増えてきた我が家のカメラ関係機材。
交換レンズもカメラも放っておくとカビが生えたりするので防湿簡易ケースに入れているのですが、梅雨時期までには何とかちゃんとした防湿庫が欲しいなぁとか、(今のレンズでも撮れるけれど)あの交換レンズが欲しいなぁ。とか、
気が付けばすっかりカメラ好きになってしまった私。。
最近お客様のお宅に伺うと、これまでもきっと飾ってあっただろうにあまり気が付かなかった写真の数々が気になるようになってきました。
実は写真が好きな方って結構多いんですよね。
昔から写真をやっている方は、高価なフィルム撮影ですから1枚1枚への思い入れが強く、一押入魂の力作が玄関や居間に飾ってあるわけです。
ただ、私の興味は実際のところ写真ではなく【カメラ】そのものですから、最も食いつくのが「防湿庫!」
先日もお客様のお宅で素晴らしい四段の防湿庫を発見!(何しに行っているんだ?)
昭和初期からの貴重なカメラのコレクションを拝見しました。
先ず目を引いたのは10台近く並んでいた2眼カメラ!見た目に可愛く味があります。
手に取らせて頂くと意外と軽く、シャッター音もおもちゃのよう。ファインダーは箱の上が跳ね上がって中を覗く方式なのですが、中に携帯の液晶画面くらいのガラス面があり、そこにレンズを通した画像が映し出されます。ぼんやりとした昔の映画を見ているような、ちょうどこの写真のように端の方は暗くなっている味わいのある画面です。
防湿庫には30台ほどのカメラ、10数本のレンズがあり、蛇腹式のものや大判のもの、最新のデジイチまで様々。
中でもお客様の一押しはこれ!
戦争統治下(オキュパイドジャパン)で作られたCnanonの名機「IVsbⅡ」
どっしりと重く1つ1つの部品に手作り感が漂います。ライカマウントのレンズも格好よく、シャッター音も最高!
何よりもすぐに使える様にメンテナンスしているというのが素晴らしいです。
実はこのお客様、単なるコレクターではなく職業カメラマンだったということで、持っているカメラの殆どは仕事で実際に使っていたものなんだそうです。
お話を伺っていると一台一台どこで幾らで購入したかを憶えているくらい思い入れがあり、人生を共に過ごした「宝物」なんだなぁと感動しました。
そんなお宝を携帯のカメラで撮ってきた私って・・・カメラファンと書いたからには「せめてコンパクトカメラくらい持ち歩こう」と心に決めたのでした。